Goblin's Diary

バイクで鈴鹿サーキットを走ってます。色々書いています。

ブレーキトラブル

​​​​​​​​​​​​​​​​​先日エア抜きを兼ねた​ブレーキフルード交換​を行ったDucatiST4sを走らせてみました。

停車した状態でちゃんと​ブレーキが効​くことを確認し走り出して、低速制動確認
少し速度上げてブレーキさらに速度上げてブレーキ
60km/hぐらいまで普通にブレーキかけて問題なかったので、​​60km/hからフルブレーキ​​をかけて良好。

よっしゃ!と思って走っていたら徐々にフロントブレーキがかかったままになって、それから100mくらい走った所で動かなくなりました。
フロントブレーキがかかったままになっています。

ブレーキラインの圧力が高いままな感じだったので、ブリーザーのボルトをちょっと緩めてフルードをほんの少し抜いてやると緩みました。

再発進してからもブレーキの確認をしていたらまた同じ症状で止まってしまいました。

何度やっても徐々にブレーキの遊びが無くなり、その内ブレーキがかかったままになって、最後には動かないくらいの制動力になり停車です。

​再現性がある​のでブレーキフルードを抜いてもダメなことは明白です。

原因を考えながらお昼ご飯を食べていてひらめきました。
ご飯食べ終わってすぐに作業して試走で確認するとビンゴ!
症状は出なくなりました。
原因はこのスクリュー!


フルード交換の時、このスクリューを締め込みました
締めると一握りで沢山フルードを送り込める感じだったからです。(実際そうだと思う)

おそらくこのスクリューを締めこんだままにしていると、マスターシリンダーで押して圧力の上がったフルードの圧を抜く通路をふさいでしまうのではないかと・・・

想像でしかありませんが・・・。

とりあえず、スクリューを緩めて20㎞ほど走って異常が無かったのでこれで良しとしよう。

閑話休題
ブレーキは重要保安部品だからシロート整備はやめようと言う人がいます。
トラブルが出たら自分だけではなく他者に危害を加えかねないからだと。
もちろんそうです。

しかし、どんな整備も100%ミスなく完了できるとは限りません。
だから、インストレーションチェックをやるんです。
今回も機能確認のために走っている時に出たトラブルです。

これをやらずにいきなりツーリングに行くとかサーキットで全開にするなんてことをやってはダメなだけで、それはショップで作業してもらう場合も同様です。

ブレーキだからダメでオイル交換程度なら良いってお話ではありません。

オイル交換でドレンプラグをちゃんと締めてないで走り出したら、ブレーキが効かないよりも危険です。

​​​​​​​​​​​​​​​​​プロだろうとシロートだろうと作業にミスはつきもの。
作業後の機能確認が大切って事です。

オイル交換だって、作業後はカウル付けずにちょっと走ってドレンプラグの状態を確認してからカウル付けるでしょ?
少なくとも自分はそうしています。

危険だからやめろと言うのは一見正論に見えるだけで、そんなものではないと思っています。