Goblin's Diary

バイクで鈴鹿サーキットを走ってます。色々書いています。

私のバイク遍歴(その8)

​​​​​​​​TL125をプチレストアしましたが、もう1台プチレストアまで行きませんが生き返らせたバイクがあります。

​Kawasaki KR250S​​




入手した時からこのカラーでした。
画像ではきれいに見えますが、シロート丸出しの塗装です。

タンデムツイン(ピストンが前後に並んでいる)と言う独特のエンジンレイアウト。
ロータリーディスクバルブ(キャブがクランクケースに付いている)
こんなエンジンもう絶対出ないですね。
さらにこの個体は排気デバイスの付いた後期型のKR250Sです。
後期型はほとんど出物が無く貴重な個体です。
見分け方はノーマル状態ならKVSS(排気デバイス)と言うステッカー、ステッカーがなくてもミラーがカウルにマウントされているのが後期型です。

このバイク、タンク内がひどい錆でした。
エンジンがかかるしちゃんと吹けるものの、このまま乗るわけにはいかない代物。
これも自分のできる範囲で整備しました。
↓ 錆取中のタンク(まだまだ錆が付いてる)










お約束のベアリング全交換。
タンクのさび落とし。(熱湯サンポール → 花咲かG)
キャブオーバーホール・キースター燃調キット。
キャブは奇跡的にヤフオクで中古が入手できニコイチで仕上げました。

これで快調に走るようになりましたが、やはりこの手のバイクは6000rpm以上回さないと楽しくない。
ついつい10000rpmの​レッドゾーン​まで回してしまいます。

35年ほど前のバイクをこんな乗り方していたら壊れちゃう可能性が大きい。
エンジン回りの部品はほとんどないので、エンジンが壊れたら廃車しかない感じです。

また、リアサスが変なサスなのでどうにもなりません。
どう変なのか?というと普通はリアを押し下げるとサスが縮みますよね?
このバイクのリアサスはリンク機構により逆に伸びるんです!
だから他車種流用は絶対無理なんです。
減衰力調整すると乗り味が変わったので死んではいなかったと思いますが、35年前のサスがその性能を維持しているわけがありません。
ヤフオクで中古が安く出ていたので入手してみましたが、シロートには分解もできない代物でした。
オーバーホールもできないらしく、この点も私が乗り続けることをあきらめた理由のひとつです。

あと、ポジションが私に全然合わず(タンクのへこみに脚がはまらない)気持ち悪いのもあって、やっぱり本当のKawasakiフリークに乗ってもらうべきと思いヤフオクで売っちゃいました。
(手持ちの新品部品を全部付けました。)

次回につづく。​​​​​​​​​​