Goblin's Diary

バイクで鈴鹿サーキットを走ってます。色々書いています。

土佐くろしお鉄道

  • 運転士の遺体収容へ

死因が衝突による物ではなく、病死等衝突前に意識を失った場合はEBの有無が大きく影響する。
また、その場合でもATSが正常に動作していればこれほどの結果にはならなかったのではないか?

病的な異常が認められない場合、ほぼ運転士の故意と断定できる。

なぜなら3両目のブレーキが効いた状態であったと言う事は、ブレーキの故障である可能性は極めて低いから。

ATSの故障率は極めて低い上、故障と言ってもほとんどが停止信号の無い箇所での非常ブレーキ動作であり、非常ブレーキが動作しなければならない箇所で動作しない故障を私は聞いた事が無い。

非常ブレーキが動作しなければならない場面で動作しなかった事例は全て人為的に装置が切られていた。(過失、故意を問わず。)

いずれにせよ、ATSのスイッチとブレーキ弁ハンドルの位置が明らかになれば原因は相当絞られる。

保安装置の故障によりこれほどの事故が起こるべきではない。
もちろん機械である以上故障するが、それだけで事故につながる事は無い。
なぜなら運転士が乗務しているから!

そもそも列車の安全は乗務員が確保するもの。
保安装置はあくまで補助手段。

運転士の安全確保意識が消滅するとともに、保安装置が機能しなくなった時のみ事故が起きる。今回もそうであった事は間違いない。

運転士の意識が不慮に途切れたのか?保安装置が故障により機能しなくなったのか?

私はその可能性が極めて0に近いと考えている。

  • ATS正常動作

高知県宿毛(すくも)市の土佐くろしお鉄道宿毛駅で特急が駅舎に衝突した事故で、自動列車停止装置(ATS)を管理するシステムが正常に作動していたことが4日、わかった。

 列車が想定外の速いスピードで駅に接近したため、ATSが作動しても止まらなかった可能性が高く、県警などは車両のATS受信機を回収し、解析を進める。県警などによると、ATS装置は、駅の停車位置から約200メートルと約180メートル手前にあったが、時速60キロ以上で通過した場合、ATSで急ブレーキがかかっても駅舎への衝突は避けられないという。
[読売新聞社:2005年03月05日 03時31分]

と言う事なら、車掌の行動が問われるな。
列車は車掌にも止める事ができる。いや車掌には止める義務がある。

しかし、衝突時の速度が50キロとも60キロとも言われているけど、ATSが動作していてなおかつ衝突速度がそんなに高いって事は、進入速度は100キロくらいだったと考えられるのだが・・・。

ただ、システムが正常に動作していたとしか書いていない事から、実際にATSによる非常ブレーキが動作していたかどうかは依然として不明。
と思っていたら、やはり

同社は、事故の約15分前に宿毛駅に到着した普通列車はATSが正常に作動していたと説明。また国交省事故調査委は4日、宿毛駅のATSの調査を行い、線路沿いの機器には異常がないことを確認した。

 衝突した先頭車両のATS受信機にはATSが作動したかどうかが記録されており、事故調査委が解明を急ぐ。

ってことで何の意味もない。

ATS受信機の解析にはそう時間はかからない。

  • EB

は付いていたらしい。(ただし2ch情報)
付いていたなら、意識を失って1分以内にATS地上子の箇所を通過した事になる。
その場合、減速ブレーキをかける時点では意識がある事になる。
しかし、減速ブレーキをかけていればホーム進入速度があれ程高いはずが無い。