ダウンバーストだとか竜巻だとか仮設は色々出ていたのだが、その後ほとんど情報が無くなってしまった。
5人の死者を出した事故なのだが、原因は不明のままだ。
それと、もう一つ。
尼崎の事故で、車両の横方向からの衝撃に対する強度が不足と言うばかげた主張をしていた人が結構いたが、この”いなほ”の車両はたかが木造の建造物にぶつかっただけであれだけ破壊されてしまったことをどう見るのだろうか?
485系の車両は過剰ともいえる車体の強度を持っていると思われる。
それがあれだけ壊れてしまうのだ。
それが壊れないような強度を要求するの?
すると、相当な重量になって走行するには多大なエネルギーが必要になるし、重くなればブレーキの効きは悪くなる。
無駄になるエネルギーとブレーキ力の低下を承知で100年に1度あるかないかの事故に対する強度を要求するの?
全くナンセンス。
批判のための批判でしかない。
鉄道車両は進行方向に対して90度近い方向の応力に対する強度は衝撃に対するほどのものを求める必要は無いのだ。
もちろん、進行方向に対する強度は衝撃に対する十分な強度を持たせるべきだし、実際相当な強度で設計されているはずだ。
感情的な面も分からないではないが、この様な誤った主張がはびこることに少々の不安を禁じえない。