Goblin's Diary

バイクで鈴鹿サーキットを走ってます。色々書いています。

DRE(Ducati Riding Experience)に参加してきました。

はるばる箱根まで行って、DRE(Ducati Rideing Experience)を受講してきました。

www.ducati.com

遠い(片道450km弱)ので息子のアウトランダーPHEVを借りて伊豆ゲートウェイ函南車中泊しました。

www.izugateway.com

この道の駅は敷地内にセブンイレブンがあってメッチャ便利です。

20時過ぎに到着して、買い物して車内で食べて寝ました。

朝起きると駐車場から富士山が見え驚きました。

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道の駅から会場の

www.bipa.jp

イカーズパラダイス南箱根まで20kmちょっとなんですが、遅くなると渋滞すると思い6時過ぎに出発。

7時前に着いてゲートの前で待っていると、古いポルシェに乗ったパラダイスのスタッフが現れ、オープンは9時だけど入って良いと言ってくれて駐車場に入れてくれました。

 

DREの受付は8時30分からです。

 

(↓ スタッフが準備している様子)
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台風14号の影響か天気が悪かったんですが、雨のライディングを体験できたのは良かったと思います。

レーニング中は撮影できなかった(禁止ではない)ので画像無しです。

 

レーニングの内容は

乗車姿勢、ブレーキング、円旋回、スラロームコーナリングの順で行い、トレーニング終了後には箱根ターンパイクを走るというプログラム。

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バイク以下のどれでも選択できます。(申込時に指定)

モンスター
ハイパーモタード 950
ストリートファイター V4 S
スクランブラー 1100 Sport PRO
スクランブラー ナイトシフト
スクランブラー Sixty 2

私はモンスターを選びました。

 

・乗車姿勢

まずはそれぞれ自分の普段のライディングポジションをとってインストラクターのアドバイスを受けます。

参加者の皆さん、結構ちゃんとしたフォームで良い感じですが、インストラクターからは着座位置が前寄りになりがちなので、ハンドルに手を添えた状態でステップに立ってそこから座った位置が着座位置として適した位置だとのアドバイスをいただきました。

あとはニーグリップとは言うものの、ヒザだけではなく太ももやふくらはぎ、くるぶしなどを使ってバイクをホールドするとのアドバイス

私は普段からそうしているので、この辺は問題なし。

 

・ブレーキング

路面がウエットなのでブレーキングはちょっと怖い。

発進してある程度加速(速度は指定されない。自分の出せる速度)して指定のパイロンの場所からフルブレーキング。

最初はリアだけで止まる。

スピードメーター確認する余裕が無かったのでどれだけ出したか分かりませんが、1速でそこそこ加速して2速に入れてさらに少々加速したので60km/hくらいでしょうか?

リアだけで止まろうとしましたが、ABSが動作して全然止まらず。

停止位置の目安のパイロンを相当行き過ぎて止まった。

インストラクターからはリアだけだと止まんないですね。

ただ、ABSのおかげで不安定な挙動にはならない事を感じてくれたらいいとの事。

 

次はフロントだけ。

リアだけの時と同様に加速してフロントブレーキを目いっぱい握る。

ドライでフロントのABSを動作させるのは結構難しいが、ウエットなので結構簡単にABSが動作します。

リアだけの時よりもはるかに制動力が高く、停止位置のパイロンの結構手前で止まりました。

私のST4sはABSが付いていますが、リアはともかくフロントのABSを動作させたことが無かったので、この経験は良かったです。

フロントの場合もほぼ挙動を乱さず止まれます。

 

最後に前後ともフルブレーキ

結果的にこの時フロントのABSは動作せず。

それでもフロントだけの時よりさらに手前で停車。

前後とも使用する事でノーズダイブがある程度抑えられ、フロントのみ使用より安定感がある。

 

この様なトレーニングでも無ければフルブレーキの練習なんてほぼ不可能なのでこれだけでも体験の価値はある。

ABSがあるとおかしな挙動にはなりにくいのですが、ちゃんとバイクをホールドした姿勢が前提です。

私は事あるごとにインストラクターからニーグリップがちゃんとできていると褒められました。

 

・円旋回(8の字旋回)

一般公道を想定して、左回りは小さめ、右回りは大きめの円をまずは定常円旋回。

アクセルワークは出来る限り行わず、リアブレーキと半クラッチで速度調節します。

この時点ではまだバイクの特性をつかみ切れていなくて、最初ふらついてしまいました。

あと、視線がどうしても手前になってしまいました。

左→右の順で5周ずつ回りましたが、右旋回はRが大きい事もあってそこそこ安定して旋回できました。

そして8の字旋回。

定常円旋回の左と右を連続して行います。

ここまでくると結構バイクの特性も分かってくるので安定した旋回ができました。

インストラクターからもいい感じと褒められました。

 

ここまでやって昼食です。

 

DREの特徴にしたいのだと思いますが、豪華です!

下の画像はメインのパスタですが、この前に前菜が出て、当然デザートもあります。

詳細はメニューをどうぞ。
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文句なくおいしかった!

さらに満腹になりました。

個人的にはこの料理でワインを飲まないなんて考えられないのですが、バイクトレーニングに来てワインは有り得ませんね。

 

さて、おいしい昼食を終え午後の部です。

 

スラローム

間隔大、間隔小、オフセットの3種類です。

どれもリズム感が大切ですが、私はそこそこできました。

速度調節はリアブレーキを使うべきなのですが、私はアクセルワークで切り抜けてしまい、インストラクターから操作の技巧でうまく行っていたけど、リアブレーキ使うとさらにスムーズになると言われました。

 

コーナリング

公道の右コーナーを想定。

パイロンで作られたJの字型の仮想右コーナーを回ります。

クリッピングポイントには他と違う色のパイロンが立てられていて、そこでもっともコーナーのインに付くようにします。

最初はゆっくり目に入ってみましたが、速度が遅すぎて安定せず思ったラインも描けず、クリップも外してしまいました。

2本目はちょっと速度を上げて進入。

前回よりは断然安定してコーナリングでき、ラインもバッチリ。

インストラクターからも良かったと褒められました。

脱出はもっとアクセル開けてもトラコンあるから滑らないよって言われました。

なので3本目はさらに速度を上げて進入。

ウエット路面ではほぼ限界か?と思う速度で曲がってみました。(たぶんまだまだ行けると思いますけどね)

結果メッチャ気持ちよくコーナリング出来て、クリップからの加速もワイドオープン!

さすがにトラコンは動作しませんでしたがメッチャ気持ちいい!!

インストラクターからは完璧!と褒めていただけました。

 

レーニングはここまで。

最後にトレーニングで乗ったバイクで箱根ターンパイクを走りに行きます。

https://www.htpl.co.jp/

ウエットなので慎重にならざるを得ないのと、何よりガスで景色が全く見えなくて残念でした。

しかし、モンスターの乗りやすさは素晴らしく、普段使いにするなら最高のバイクだと思いました。

乾燥重量166kgは十分軽いし、体感的にはもっと軽く感じます。

今持っているST4sはちょっと重たく普段使いには気が重いのでモンスターに替えたいな。(買うお金はない)

 

全部終わった後は修了式です。

修了式の前に記念撮影がありました。

ドゥカティのサイトに近々掲載されると思います。

*雑誌の取材で参加している人もいたようなので、他のメディアでも紹介されると思います。

 

修了式ではドゥカティ ジャパンの社長さんが目の前で修了証書に直筆サインして一人一人に手渡してくれました。


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以下のお土産をいただいて解散

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私はそれからまた450km弱の道のりを帰らなければなりません。

当日中に帰宅できれば良いと思っていましたが、高速道路網の充実のおかげで22時前に無事帰宅。

 

さすがに少々疲れました。

 

閑話休題

実は私は以前、ホンダのHMS(HONDA Motorcyclist School)を2度受講していて、それと比較すると残念ながらDREは全然負けています。

 

どう負けているのか?は次のブログで書こうと思います。

ここではちょっとだけ。

 

受講料

DRE:30000円

HMS:14500円(鈴鹿サーキットの代表例)

これだけとってもDREは2倍以上。

ランチなど差別化を図ってはいますが、2倍はキツイ。

 

内容などもまだまだDREは改善の余地があると感じた点を次回書きます。