Goblin's Diary

バイクで鈴鹿サーキットを走ってます。色々書いています。

私のバイク遍歴(その1)

最初に買ってもらった(16歳でした)バイクはスズキの

GS400E



当時はCB400Fourは生産中止となっていて400ccに4気筒は無くすべて2気筒でした。
そんな中で唯一DOHCエンジンを搭載したのがこのGS400でした。

36ps/8500rpmでそこそこの性能だったんですが、HONDAのHawk-Ⅱ(40ps)には全く歯が立ちませんでした。

しかし、バンク角が深くコーナリングは結構楽しく調子に乗ってコーナーを飛ばしていました。

調子に乗りすぎて1年も乗らない内に峠道でセンターラインを割ってきた対向車と正面衝突。

フロントフォークがぐんにゃり曲がって廃車になってしまいました。
若かったせいか幸いにしてけがは無く、バイクが無くなって寂しいだけで済みました。

しばらく自転車生活しましたが、やはりバイクが無いのはさみしく夏休みにバイトで貯めたお金で買ったのが中古の

HONDA XE75​



これはとても楽しいバイクで、普段の足としてはもちろん、モトクロスっぽい走りもトライアルもどきのお遊びもできました。
当時のブロックタイヤなので舗装路のグリップも大したことは無く、頑張ってコーナリングするとザザーッと滑ることもありましたがコントロールできました。

このバイクでなんと秋田県角館市まで(片道約750㎞)ツーリングしたのは今でもとてもいい思い出です。
17歳の夏でした。

朝3時に家を出て、ひたすら走って18:00くらいに角館に着きました。
途中、新潟市内に入った直後にエンジン焼き付き。
クランクシャフト端からのオイル漏れでした。
HONDAのSF(当時全国にあったHONDAのサービス拠点)で見てもらったけど、すぐに直せるはずもなく、オイル補給してもらい補給用のオイルを購入して補給しながら走り続けてのツーリングでした。

そんなこんなで角館に着いたのは良いけど、寝袋一つで野宿のつもりで来たのになかなか野宿に適した場所が見つからなくて市中を走っていたら、たまたま信号待ちで並んだCB750のお兄さんから声かけられて泊まるとこ決めてないなら一緒に来いと言われるままついて行ったらビジネスホテルで、シングルをツインに変更してくれました。
ビアガーデンに誘われたけど、やはり17歳の自分はいくらなんでもビール飲めなかったので辞退して、お先に就寝。
朝早く経つと言っていたので起きて行った(5:00ごろかな?)のは分かっていたけど、気づかぬふりをして心の中でお気をつけてとだけ言って見送りました。
その後ちょっと寝て自分も出発しようとフロントに行ったら宿泊費は自分の分も支払い済みでした。

住所を聞いていたので後日お礼の手紙を書きましたし、返事もいただきました。

40年経った今でもこれだけ鮮明に覚えている素晴らしい経験でした。

そんな貴重な体験を共にしたXE75でしたが、オイルシール交換にはそれなりに工賃がかかる事から泣く泣く手放してしまいました。

手放すからには次に狙っているバイクがあったんですけどね。

次回につづく。